こんにちは、名古屋市瑞穂区の桜山駅から徒歩6分にあります、いわむら歯科院長の岩村です。
「毎日歯磨きをしているのに口臭が気になる」
「家族や周囲に指摘されたことがある」
このようなお悩みで歯科医院を受診される方は少なくありません。口臭の原因はさまざまですが、実は多くのケースで“舌”が関係していることをご存じでしょうか。
今回は歯科医院の視点から、
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口臭が起こる原因
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舌苔(ぜったい)と口臭の関係
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正しい舌磨きの方法と注意点
について詳しく解説します。
口臭の主な原因とは?
口臭は大きく分けて以下の3つに分類されます。
① 生理的口臭
起床直後、空腹時、緊張時などに起こる一時的な口臭です。唾液の分泌量が減ることで、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。健康な方でも起こるため、過度に心配する必要はありません。
② 病的口臭
歯周病、虫歯、舌苔の付着、口腔内の炎症などが原因となる口臭です。歯科医院での治療や専門的なケアが必要になります。
③ 外因的口臭
ニンニク、アルコール、喫煙など、飲食物や嗜好品による口臭です。時間の経過とともに軽減することが多いのが特徴です。
舌苔(ぜったい)とは何か?
舌の表面をよく見ると、白っぽい、あるいは黄色っぽい付着物が見えることがあります。これを**舌苔(ぜったい)**と呼びます。
舌苔は、
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食べかす
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口腔内ではがれた粘膜
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細菌
が混ざり合ってできたもので、口臭の原因物質(揮発性硫黄化合物)を多く発生させます。
歯科医学的にも、口臭原因の6〜7割は舌苔が関与していると考えられており、歯磨きだけでは十分な口臭対策とは言えません。
なぜ舌磨きが口臭対策に重要なのか
舌の表面は凹凸が多く、細菌が非常に付着しやすい構造をしています。そのため、歯を丁寧に磨いていても、舌のケアを行っていない場合、口臭が残ってしまうことがあります。
歯磨き+舌磨きを正しく行うことで、
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口臭の軽減
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口腔内環境の改善
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味覚の向上
といった効果が期待できます。
歯科医院がすすめる正しい舌磨きの方法
舌磨きの基本手順
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舌磨き専用ブラシ、または毛の柔らかい歯ブラシを使用
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舌を軽く前に出す
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舌の奥から手前へ、やさしくなでるように動かす
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回数は1〜2回で十分
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磨いた後はうがいを行う
強い力でこすると舌を傷つけてしまうため、必ずやさしく行うことが重要です。
舌磨きを行うタイミングと頻度
舌磨きは、朝起床後すぐが最も効果的です。睡眠中は唾液の分泌が減り、細菌が増殖しやすくなっています。
頻度は1日1回で十分です。過度な舌磨きは、舌の炎症や味覚障害を引き起こす可能性があります。
舌磨きで注意すべきポイント
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ゴシゴシ強く磨かない
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1日に何度も行わない
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舌苔を完全に取り切ろうとしない
舌苔はある程度必要なものでもあります。取りすぎは逆効果になるため注意しましょう。
舌磨きだけでは改善しない口臭もあります
舌磨きをしても口臭が改善しない場合、
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歯周病
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虫歯
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詰め物や被せ物の不適合
などが原因となっている可能性があります。口臭が気になる場合は、自己判断せず歯科医院での検査・診断をおすすめします。
まとめ|口臭が気になる方は歯科医院へご相談ください
口臭の原因は歯だけでなく、舌苔や歯周病など複数の要因が関係しています。正しい舌磨きを習慣にすることは大切ですが、根本的な改善には歯科医院での専門的なケアが欠かせません。
当院では、
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口臭の原因チェック
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正しいセルフケア指導
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歯周病治療・クリーニング
を行っています。口臭でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。