皆様は、日中に歯が接触している時間は、どれくらいか知っていますか?
実は…24時間のうち歯が接触しているのはたったの20~30分程度といわれています!
通常、リラックスした状態であれば上下の歯の間にはわずかなすき間が生じています。しかしながら、上下の歯を気付かずに長時間にわたり接触させてしまっているかたがなかにはいらっしゃいます。
そのような悪臭癖のことをTCH(Tooth Contact Habit)といいます。この習慣は、ストレスや緊張、集中しているときなどに見られることが多く、以下のような影響を及ぼすことがあります。
<TCHの特徴>
– 無意識の行動:多くの場合、本人が意識していない状態で行われます。
– 歯の摩耗:長期間にわたって歯が接触し続けることで、歯の表面が摩耗し、エナメル質が損なわれることがあります。
– 顎関節への影響:顎関節に負担がかかり、顎関節症(TMJ)を引き起こす可能性があります。
– 歯の痛みや不快感:歯や顎に痛みを感じることがあるため、注意が必要です。
<対策>
– 意識的な改善:自分の習慣を意識し、無意識に歯を接触させないように心がけることが重要です。
– ストレス管理:リラクゼーション法やストレス管理の技術を取り入れることで、TCHを軽減することができます。
– 歯科医の相談:必要に応じて、歯科医に相談し、マウスガードなどの装置を使用することも考慮されます。
TCHは、日常生活において無意識に行われる行動ですが、放置すると歯や顎に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。もし心配な症状がある場合は、専門の医療機関での相談をお勧めします。
あなたの歯、当たってませんか?
こんにちは、名古屋市瑞穂区にありますいわむら歯科の岩村です。