こんにちは、名古屋市瑞穂区にありますいわむら歯科院長の岩村です。
今回は今週は口臭治療の診査項目のなかでも「⑥咽頭部のチェック」について説明します。
咽頭部のチェックというと、よく内科や耳鼻科でみるのではないかと思われますが、口臭治療時にも関連があることがあります。
私たちが診る際のポイントとしては
①扁桃腺の形態
②膿栓がないか
③後鼻漏がないか
の3つです。
まず、扁桃腺の形態ですが、舌扁桃という部位を確認してます。表面が陥没していると、陥没しているところに細菌や食物がたまりやすくなります。また、舌扁桃自体が大きいと汚れがつく面積が大きくなる可能性もあります。
陥没しているところに溜まった汚れは膿栓という白い塊となります。におい玉とも呼ばれることがありますが、これを実際につぶしてみるとかなりの悪臭です。口臭治療を希望される患者さんの中にも一定数これが原因で口臭を発生させている方がいらっしゃいます。
後鼻漏とは、鼻からのどの奥に鼻水が流れることをいいます。これが認められる時は鼻疾患を何かしらある可能性もあります。鼻と口はつながっているため、鼻疾患が原因で口臭が発生することもありえますので、そこの確認も初診時に行うようにしております。
以上で長くなりましたが、口臭治療の初診時に行っていることを何回かに分けて解説しました。大体の流れを理解する形で記載しておりますので、詳しく解説はまた時間ができたら、したいですね。