こんにちは、名古屋市瑞穂区にあります、いわむら歯科院長の岩村です。

口臭治療って何をするんですかと様々な人に聞かれます。
実は歯科医師、歯科衛生士でもよく知らない人が多いんですよね。
これは大学でしっかり教えているところもありますが、教えていないところも多いからです。
この際なので、いわむら歯科の口臭治療の初診の流れについて説明します。

まず、いわむら歯科は日本口臭学会が出している「口臭への対応と口臭症治療の指針２０１４」を参考にして、問診→口臭検査→口腔内診査の順に実施しております。

問診は、質問票や心理テスト等を用いて、臭いの拘りの有無について十分に把握しております。当院では、問診を臨床心理士が担当しております。口臭症の改善にはメンタル面でのケアが必要な場合が多いので、問診にはしっかり時間をかけて患者様の悩みに寄り添います。

口臭検査は嗅覚による官能検査と簡易型ガスクロマトグラフ分析を行っております。官能検査は術者と患者様に匂いをチェックしてどのような匂いなのか確認します。簡易型ガスクロマトグラフは口臭原因ガスである輝発性硫黄化合物（VSC）を測定する検査です。口臭検査では主観的な評価と客観的な評価を行い、双方が乖離していないかもチェックしております。

口腔内診査は①カリエス、歯周病などの歯科疾患②口腔内清掃状態③口腔内乾燥状態④口蓋扁桃部をチェックしております。

口臭初診は、臨床心理士がいる火曜日午後は８０分枠、それ以外は６０分枠で完全予約制となります。また、口臭測定に影響が出ないように、治療予約の２時間前から、水を含んだり、うがいをしたり、飲食やガムの摂取、歯科治療を控えてください。（予約当日は、朝の歯みがきは歯みがき粉を使わず、また食事後の歯みがきは、口臭治療の予約時間より２時間以上前に済ませてください）

各々の詳しい説明は、後日またブログにアップしようかと思います。