歯周病治療について
歯周病は早期発見・治療が大切です
歯の表面や歯間、歯周ポケットなどに付着した歯垢は、時間が経つにつれて石灰化して歯石になります。歯石は歯周病菌などの細菌が増殖しやすく、適切な処置を取らなければ知らず知らずのうちに歯周病が進行してしまいます。歯周病は初期段階での自覚症状が少ないため、定期的に健診を受けるなど予防に対する意識を持つことが大切です。
こんな場合はご相談ください
- 歯が痛い
- 歯ぐきから膿が出ている
- 歯がぐらぐらしている
- 歯みがきで出血する
- 噛んだ時に痛みを感じる
- 疲れた時に歯ぐきが腫れる
当院の歯周病治療
POINT 01
長期的な歯周病予防のため
各種検査や指導をさせていただきます
当院の歯周病治療は、患者さんお一人当たり40~60分の予約時間を確保して、しっかり対応させていただきます。歯間ブラシチェッカーを用いた適切なサイズの歯間ブラシの選定やブラッシング指導、および定期的な口腔内写真撮影やレントゲン撮影を行います。長期にわたって口腔内をケアできるよう、サポートさせていただきます。
POINT 02
6点法を採用した精密な歯周病治療
歯周病治療において患者さんの病態をチェックするため、当院では6点法による評価を行っています。頬側と舌側、それぞれ近心(前より)、遠心(後ろより)、中央の6ヵ所の歯周ポケットの深さを測定して、歯周病の進行度を確認します。患部を正確に把握して、患者さんに適した治療をご提供いたします。
治療内容
スケーリング
歯の表面や歯間に付着した歯石やバイオフィルムは、スケーラーと呼ばれる専用の器具で除去します。主に予防処置で行われますが、歯周病治療としても有効です。毎日しっかり歯みがきしていても歯石が付くことはあるため、定期的に歯科医院でケアしてもらいましょう。
SRP
スケーリングとルートプレーニングの頭文字からSRPと呼ばれ、主に中程度以上の歯周病治療で用いられます。歯周ポケットの中に蓄積した歯垢や歯石は歯周病の原因となるため、SRPで徹底的に除去します。SRP後は歯の表面がツルツルになり、歯垢が付きにくくなります。
再生療法(リグロス)
歯周病が進行して重度になれば、歯を支える顎の骨が溶けて減ります。このような状態から改善させる治療方法として、歯周組織再生剤「リグロス」を用いた療法があります。切開して患部の感染を除去し、リグロスを塗布すれば、骨や周辺組織の再生が期待できます。
歯周外科処置
(フラップ手術)
重度まで進行した歯周病に対しては、歯ぐきを切開するフラップ手術を行うことがあります。歯の根深くまで歯周病菌に感染しているため、切開して徹底的に病変部を除去します。術後1週間ほどで抜糸をして、治療完了となります。
レーザー治療
歯周ポケットに歯科用のレーザーを照射することで、歯周病菌の殺菌や除菌に効果的です。切開を伴う治療の際には、レーザー照射することで止血、および鎮痛効果や周辺組織の治りが促進されることが期待できます。